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映画「ジャングル・ブック」感想

ジャングル・ブックはラドヤード・キップリングの小説が原作です。1967年にディズニーでアニメーションで映画化。1994年に実写化されています。

 

今回はディズニーで実写化ですが、主人公の少年モーグリー以外の動物やジャングルはすべてCGで作られています。

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3Dもありましたが、愛子は2Dで字幕で観ました。

 

「アリス イン ワンダーランド 時間の旅」と同様ディズニー映画のCGは すごいです。

 

でも・・・「アリス」は酔いましたが、「ジャングルブック」は酔いませんでした(笑)

 

動物が本物の動物に見えます。ジャングルのうっそうとした木々も川の水滴も全部本物に見えます。

 

「動物が演技していることがすごい」という錯覚におちいります。

 

モーグリー以外はすべてCGということは、モーグリー役のニール・セティはひとりで走ったりジャンプしたり転んだりし続けたわけです。

 

そして誰かと話しているふりをし続けたのです。これはなかなか根性のいることです。

 

撮影場面を想像するとちょっと笑えます。

 

1920年、インドでオオカミに育てられた2人の女の子がいたと報道されました。四足で歩く少女の写真に衝撃をうけたことを覚えています。

 

今調べると、どうやらそれは作り話だったということになっているようです。そうだったんだ・・・。ずっと信じてた。

 

モーグリーはジャングルで動物たちと生きていきます。相手は動物です。モーグリーは愛情をたっぷり受けて動物に育てられています。動物に対して真摯にまっすぐ向き合います。

 

1971年ペルー航空機が落雷で空中分解し、墜落しました。生存者はユリアナという17歳の少女ひとりでした。ユリアナはジャングルに生息する動物の研究をしている父に会いに行くために飛行機に乗っていました。

 

事故のあとアマゾンで目覚めたユリアナは、ジャングルをひとりで歩いていきます。ユリアナは父親からジャングルで生きていくすべを教えられていたそうです。「小川を見つけたら、川の流れに沿って歩きなさい。そうしたら大きな川にたどり着くことができる。そして手助けになるものが何か見つかる。」と。

 

そうしてユリアナは苦難を乗り越え、無事に助けられます。ユリアナの話はのちに映画化されています。

 

ジャングルで人が生きていくこと。それは相当に強くたくましくなければできません。でも現実に生きた少女がいたのです。モーグリーももしかしたら本当に生きていたのかもしれないと思ってしまいます。

 

ムツゴロウさんではないけれど、動物とあんな風に話ができたら楽しいだろうなぁ。

 

今の子どもは自然の中で外遊びをする時間が少ないです。環境的に遊ぶ場所がない子もたくさんいます。

 

裸足で川に入ることができない子もいます。虫や魚をさわれない子もいます。

 

子供たちにはどんな環境でも生きていけるようなたくましい人になってほしい。いつ何が起こるかわかりませんから。

 

そして人の(動物の?)気持ちを思いやれる人になってほしい。

 

そんなことを思った映画でした。

 

でも・・・愛子はジャングルで生きていく自信がまったくありません・・・。