結婚・出産・仕事。すべてのことを手に入れたかのように見えた吉良奈津子(松嶋菜々子さん)。
産休を終えて復職すると、思い通りでないことばかりが起きてしまいます。
どのように最後をまとめるのか、「営業部長吉良奈津子」(フジテレビ系列)の最終回をとっても楽しみにしていました。
先日このドラマのレビューを書きました。
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営業開発部と会社を守るため、飲料メーカーの広告をとる重要なプレゼンです。そこで奈津子の後輩のクリエイティブディレクター高木啓介(松田龍平さん)が熱く語ります。
「Like a mother」このスローガンを思いついたのは、あるひとりの働く母親に出会ったのがきっかけです。
かつては仕事に対して自信にあふれ輝いていました。
育休を終えて復帰した彼女の姿を見て私は驚きました。とまどい、迷い、気弱にさえなっていました。
しかしやがて気づきました。
とまどいや迷いは弱さでしょうか。彼女はくすんでしまったのでしょうか。
彼女は新たに大きな背負うものが増え、強くなりました。そして以前とは違う輝きをはなっています。
もちろんこれは奈津子のことです。
高木は、奈津子と夫が仕事のことが原因でうまくいっていなかったことを知っています。そしてその後どうなったのか奈津子に問います。高木は、本当は奈津子のことが好きになっていたのではないのでしょうか。
子育てをしている時、世間から取り残されている気持ちになることがあります。でもその経験は決して無駄ではないのです。その後の人生でいつかきっと役に立つことになるのです。
プレゼンは成功し、営業開発部も会社も無事に存続することができました。でも奈津子は仕事と子育ての両立に限界を感じ、退職しようとします。
部下たちと高木は、「奈津子が会社を辞めないためのプレゼンのDVD」を作ります。ここでも、かっこいい所は全部松田龍平さんがかっさらっていきました。
それまで奈津子の復職に否定的だった夫の浩太郎(原田泰造さん)が言います。
「仕事を持っているからこそ、壮太(子供)に教えてやれることもあるんじゃないか。」
愛子も少しずつですが、仕事を始めています。思い通りにならないこともあります。体力的につらいこともあります。家事がとどこおることもしばしばあります。
でも母親が働くことが子供にとってマイナスなことばかりではない。プラスになることもある。そう信じています。
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