息子のヒデ君(10歳)の妊娠時からのアレルギーのことについて書いてきました。
今日は生後1歳から1歳半の断乳までのことを書きます。
前回お米について書き忘れましたので、まずはお米の話から。
お米アレルギー
生後6ヶ月の時初めてMクリニックを受診しました。その時にM先生から「お米があやしい。」と言われました。
妊娠中の回転食の記事でもお米のことに少しふれました。
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最近のご飯はもちもちしていてとってもおいしいです。コシヒカリがおいしくて有名ですよね。
しかし、どうもこのもちもち感とアレルギーには深い関係があるようなのです。
このもちもち感は、品種改良によって作られました。普通のお米ともち米をかけあわせたのです。
もち米といえば昔は、お正月ぐらいしか食べませんでした。それが今ではかけあわされてつくられたコシヒカリなどに形を変えて毎日食べています。
どうもこれが原因のひとつではないかと愛子は考えています。
結果としてM先生のよみはあたり、ヒデ君にはお米のアレルギーもありました。
お米アレルギーと言うと、みんな驚きます。「お米にもアレルギーがあるの?」と。あるのです。ヒデ君が赤ちゃんのころより、最近の赤ちゃんにお米アレルギーの子は激増していると聞いています。
それで1回目の受診から、愛子は母乳でヒデ君を育てていたので、愛子が食べるお米を変えました。
今はアレルギー対応食品は素晴らしいものが作られていて本当に助かります。M先生が「ケアライス」と「Aカットごはん」という商品を教えてくださいました。
「Aカットごはん」は塩化溶性タンパク質(アルブミン・グロブリン)を95%カットしたご飯です。サトウのごはんのように、レンジで2分チンするだけで食べることができます。値段は1個270円ぐらいです。
他に低アレルギー米といって、さらさらしたお米のまわりを削ったお米があります。低アレルギー米ユキヒカリや、低アレルギー米きぬひかりなど。
さらさらしたお米といえば、お寿司屋さんなどでよく使われるササニシキもお米アレルギーには良いお米です。
これらを回転して愛子は食べていました。
でもなかなかヒデ君のアレルギーはよくなりませんでした。なにに反応をおこしているのか、なかなか特定することができませんでした。
頭が乾燥するとかゆがるので、いつも帽子をかぶっていました。はなちゃんに抱かれてたヒデ君。
それもそのはず、ヒデ君はとても多くのものにアレルギーがあったのです。
ヒデ君のアレルゲン
最終的には、
お米
小麦
魚類
イモ類
のアレルギーがありました。
お米に気をつけていたとはいえ、ササニシキなどは愛子は食べていました。
小麦は醤油などにも入っています。愛子はパンも食べていました。
魚類は、魚の形をしていなくてもちくわやかまぼこにはいっています。あるいはみそ汁や煮物の出汁にも使われています。
イモ類は、じゃがいも、サツマイモ、サトイモ、こんにゃくなど全部だめでした。
この組み合わせでダメだったので、なかなか特定することができなかったのです。
これらを除去することにしました。
加えて相変わらず予防のために、卵と乳は摂っていませんでした。
でもヒデ君の場合、お肉は全部大丈夫だったので助かりました。野菜と果物もほぼ大丈夫でした。
食べられるものは、肉、野菜、果物、海藻類、キノコ類、豆類でした。
ひえやきびも食べましたが、これはいい時と悪い時がありました。
アレルギーと思われるものがだんだんと判明して除去してからは、どんどん症状がよくなっていきました。1歳半ぐらいからは、夜もよく眠ることができるようになりました。
除去食は気を使うし、お金もかかるし、作る手間も時間もかかるし大変です。でもそんなことは、かゆくて泣いているわが子を見ている辛さに比べたらなんでもありません。
断乳について
1歳半で断乳しました。本当はもっと長く母乳で育てたかったのですが、愛子の体力は限界に達していました。母乳をあげるのって、体力がいるのです。愛子が食事制限をしていたので、精神的にも限界でした。
ヒデ君が食べられるものもちょうどわかってきたので、断乳することにしました。
愛子は桶谷式に通っていたので、桶谷式で断乳しました。子供はもうすでにいろいろわかっています。「おっぱいバイバイね。」と言うと、その日からパッタリとおっぱいを飲まなくなりました。
断乳の頃は、すっかりお肌がきれいになりました。
断乳の日は、気を紛らわせるために遊園地に行きました。
断乳してから、ヒデ君の食物日誌が変わりました。食べたものを全部書くのではなく、表を作って食べた物の欄にまるをつけるようになりました。
なんだか一歩前進したようでうれしかったことを覚えています。
またそのあとの話を書きます。
※このブログはあくまでもこんなケースもありましたという日記です。アレルギーの種類や症状はひとりひとり異なります。この治療方法には賛否両論あることはわかっています。
独断でこの治療法を行わないでください。必ず医師の指導の下でおこなってください。
命にかかわります。
アレルギーで苦しむお子さんが、親御さんが少しでも良い方向に向かわれることを心からお祈りしています。