そこにいるだけでいい

不登校からの復活。シンプルな暮らし。

不登校児との向き合い方 心を開く話の聴き方㉓

「なんで学校に行きたくないの?」

「いじめる人がいるの?」

「どこか痛いの?」

子供が学校に行きたくないと不登校になったとき、親はその理由を知りたくて問いつめます。(不登校児の栄養不足の可能性については過去記事をご覧くださいね^^)

でも子供は何も話してくれません。

どうしたら、子供は心を開いてくれるのでしょうか?

「子供が話しやすい聴き方」にはコツがあるのです。

不登校児との向き合い方 話の聴き方

学校へ行けない理由。実は本人もあまりよくわかっていないことも多いようです。

いじめや嫌いな先生がいるなどハッキリした理由がある場合もありますが、多くは理由はひとつではなかったり、ぼんやりしているようです。

 

ある栄養が足りなくて思考が混乱していたり、自分でも考えがまとまっていないことがあります。

 

「学校に行くことができない。」ということは、心や体が動かない、それほどエネルギーが下がってしまっているということです。なので、とりあえずいったんお休みするというのは正解だと思います。

 

大人でも体や心が疲れてしまっているときは、考えをまとめることは難しいのではないでしょうか。

そんな時に質問責めにされても、答えることはできません。私も秀明が不登校になった直後は、毎日質問責めにしてしまっていました。

 

話を聴くということ

 

私たちは人の話を聴くということ、聴き方について誰からも教わっていません。学校でも習いませんでした。

私は秀明が不登校になってずいぶんたってから、不登校児の親に特化したコーチングの講座を受講しました。そこではまさに目から鱗が落ちる感じでした。そして学んだことを実践してみて、自分が秀明を通して感じたこともあります。

聞くことはできても、心の声を「聴く」にはいくつかのコツがあったのです。

聴く態度

「あなたの話をちゃんと聴く心構えがあります」という気持ちを表します。スマホを操作しながら、テレビを見ながら、ご飯を作りながらではなく、いったん手を止めて、ちゃんと座ります。上からにならないように、目線を同じ高さにします。

 

真正面だと緊張してかえって話しにくいこともあるので、横ならびとかはす向かい、机の角に90度に座るなどがよいようです。

 

きちんと目を見て聴きます。あまり目を見られることが辛そうなら、口元あたりを見ます。

 

笑顔を心がけます。怖い顔の人には話しにくいものです。笑顔だと安心して心を開きやすくなります。

 

おとうさんに多いのですが、腕組みや足を組むなどは相手を委縮して話しにくくさせてしまいます。腕組みや足組みは、自分を強そうに見せる時にするものです。

 

話の内容

不登校のお子さんは、学校や進路の話をしたがらないことが多いそうです。無理に学校の話を聞きだすより、話しやすいことから始めましょう。

お子さんが興味を持っていること、好きなこと、得意なこと、または過去に好きだったこと、得意だったことなどです。

例えば、ゲーム好きのお子さんには「今、何のゲームやってるの?」「どういうゲームなの?」などと聞くと、喜んで話してくれることが多いようです。

 

うなづき、合いの手を入れる

話の途中でうなづいたり、「そうなんだ。」とか「それで?」とかさらに話しやすくなるような合いの手を入れます。子供はきちんと話を聴いてくれていると感じると嬉しくなります。

 

親の経験談はしない

親は子供が失敗しないように、先回りして自分自身の経験談「私が高校生の時は○○だったから、こうした。」などと話しがちです。

子供は自分の話をしたいのであって、他人の話を聞きたいわけではありません。他人の話というものは、意外と興味のないものです。自分とまったく同じ状態のことはありえないし、ましてや何十年も前の話など参考になりません。

また、親の経験談をすると、話がさえぎられ、それ以上話そうという気持ちがなくなってしまいます。

 

これは不登校の子供だけでなく、大人と話す時も同じです。みんな他人の話を聞くよりも、自分の話を聞いてもらいたいのです。そしてみんな自分の話をすると、すっきりします。

提案しない

進路先の学校情報など、どうしても提案しなければならないこともありますが、日常生活の中ではできるだけ提案しないようにします。うまく誘導して親の思い通りに子供を動かそうとするのはやめましょう。私もずっと誘導してしまっていました(💦)

提案しなければ、子供は自分で考えます。それはものすごく遠回りになるかもしれません。でも自分で考えて出した結論には、納得がいきます。結果動き出すきっかけになるようです。

 

否定しない

例えば、ゲームの話になった時、「学校も行かないで、ゲームばっかりして。」とか「ゲームは目が悪くなる。」など否定ばかりされたらどうでしょうか。それ以上話そうという気持ちがなくなってしまいます。(ゲームのことだけでなく)

話していることが「違うな。」と思っても、いったん最後まで話を聴きましょう。

 

話をさえぎらない

話の途中で「またそんなこと言って」とさえぎらないようにしましょう。当たり前のことのようですが、結構してしまうことが多いのではないでしょうか。朝の忙しい時間など、やってしまいがちです。せめて相手の話が「。」で終わるまでは黙っていましょう。

 

間(ま)を怖がらない

ふと話がとだえたり、子供の返答が遅いとき、ついこちらからたたみかけるように話してしまいます。子供は子供なりの考えがあって、それを頭の中でまとめて話そうとしています。まとめている間に、次の言葉でたたみかけられると、話すことができなくなってしまいます。間を恐れずに、気長に答えを待ちましょう。ずっと待っていると、ポツリポツリと話してくれることもあります。

散歩やドライブの途中で

うちは犬を飼っています。不登校中も犬の散歩は秀明がやっていました。親と一緒に行くこともありました。散歩の途中で歩きながらだと、リラックスしているのか話してくれることが多かったと思います。

まずは心を開くところから

親は学校のことや進路のことなど、本当に話したいことはたくさんあると思います。でもまずはお子さんの心を開くことを優先させましょう。

話を聴くことで、疲れて委縮した心を癒してあげましょう。

 

そうすることで、お子さんは元気になり、自分でおのずと考えるようになるようです。

不登校は子供自身の問題である、親の問題ではないと、課題を分離してとらえ、親は落ち着いて待つ姿勢が大切なのかもしれません。

 

と偉そうに言っている私も、この7年間、コーチングを受講するまでは心を開くのと反対のことばかりやってしまっていました。

コーチングで習ったことを実践してみると、秀明はよくしゃべってくれるようになりました。並行して栄養の補充もしていたので、正直何がよかったのか正確にはわかりませんが、少しずつ元気になってきています。栄養補充のお話はコチラ⇒

 

その子その子によって反応やかかる時間も様々です。今、学校へ行くことができなくて苦しんでいるお子さんの心が少しでも軽くなり、できるだけ遠回りせず元気になれればと思います^^

wakakusa.sokoniirudakedeii.com

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