そこにいるだけでいい

不登校からの復活。シンプルな暮らし。

「逃げ恥」の原作マンガ4巻まで読んでみたレビューです。

あけましておめでとうございます。

今年もホッコリン補給できるよう、ブログ更新していきたいと思います。よろしければお付き合いいただけるとうれしいです。今年もよろしくお願い致します。

 

TBSの大人気ドラマとなった「逃げるは恥だが役に立つ」は、原作は海野つなみ先生のマンガです。講談社の「Kiss」で連載されていました。2015年の講談社漫画賞〈少女部門〉を受賞しました。

ドラマの放送中から気になって仕方ありませんでした。でも途中で読むとドラマとマンガのイメージがごちゃごちゃになってしまうので、ドラマが終わるまでマンガ読むのは我慢していました。現在第8巻まで出ています。

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さてマンガはどうだったかというと、

 まず冒頭のパロディから違います。マンガの中でも、みくりはさまざまなパロディを妄想します。ドラマでは「情熱大陸」のパロディからでしたが、マンガは「徹子の部屋」からでした。ミュージカルの妄想もありました。

セリフやお話の流れはほぼ同じですが、ちょこちょこ違っています。

例えば、伯母の百合ちゃんはドラマでは49歳の設定ですが、マンガでは52歳です。これは百合役の石田ゆり子さんの見た目や実年齢との差を埋めるためと思われます。

 

コミックの巻末に作者の海野さんのエッセイのようなものが載っています。そこが結構おもしろい。まだドラマ化の話が全く出ていないときに「もしドラマになったらみくりは新垣結衣ちゃんがいいね。」と話していたそうです。

 

登場人物の名前に関して、みくりは実栗、兄のちがやは茅、母は桜、伯母は百合、父は栃男と植物に由来する名前をつけたそうです。

対してヒラマサは魚の名前です。ドラマの最終回「子だくさん」の妄想で子供の名前が「カツオ・イサキ・セイゴ・ハツメ・ハタ」と魚の名前になっていたのは、そのためだったようです。

さらに登場人物も・森山・沼田・風見・日野・土屋と自然に関する苗字になっているそうです。そういわれてみれば、そうだと妙に感心してしまいました。

 

海野さんは社会派マンガを描こうと強く思っていたわけではなく、結果的にそうなってしまったようなことが書いてありました。海野さんはきっとすごく頭の良い方なのですね。というか、マンガって頭がよくないと描けないですよね。

「「普通」とか「固定観念」にとらわれないで生きる。」ということが、ストーリーの軸となっていったようです。

キャラクターは、ドラマを先に見た場合、どうしてもドラマの役者さんのイメージが強くなってしまいます。マンガを読むと、なんか違和感を感じてしまいます。本当は逆なんですけれど。

でも役者さんたちがかなりマンガに寄せてきている感をひしひしと感じます。沼田さん(ドラマは古田新太さん)なんて、マンガもドラマもそっくりです。平匡も(ドラマは星野源さん)。星野源さんの真面目な人風の演技は、笑っちゃうぐらいうまかったですよね。

みくりちゃん(ドラマは新垣結衣さん)と百合ちゃんはドラマのイメージが勝ってしまいました。残念だけれど、かわいいから仕方がありません。でも2人で大正解のキャスティングでしたよね。

正直、はじめにマンガを読んでいたら、そんなに魅かれただろうかと考えるとそうとも思えません。でも、お話のつづきは気になるでしょう。

マンガのドラマ化大成功のお手本ですね。

マンガは終わったドラマのつづきもあるようなので、はやく先を読みたいです。やっぱり気になります。

海野先生はないと思っているようですが、ドラマの続編もあるかも!?ですね。

あるいは視点を変えた、「百合ちゃん編」とか「沼田さん編」とかも面白いと勝手に妄想してしまうのでした。

当分「逃げ恥ロス」は続きそうです。