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『花粉症は1日で治る!』小柳津広志著 要約と感激の実践感想

今年の花粉症はいかがだったであろうか?

私は薬を飲んだのは2.3回。

以前と比べてだいぶ症状が軽くなり、本当に楽に過ごすことができた!

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なぜ花粉症が軽くなったのか?

その理由は

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『東大の微生物博士が教える 花粉症は1日で治る!』小柳津広志著(自由国民社)を読み、実践したからだ。

 

それでは本書の要約と内容を実践した感想、いってみよう! 

第1章 日本人の4割が花粉症で泣いている

1970年代以前は、アレルギーを持つ人はほとんどいなかった。現在はおそらく2人に1人は何らかのアレルギーを持っている。

 

抗生物質は1950年代から日本でも一般向けに使用された。現在80代以上の人はその頃は成人しており、抗生物質を投与されていなかった。

抗生物質が花粉症の原因とは断定できないが、花粉症の患者は抗生物質が普及したあとに急激に増えた。

 

抗生物質は、腸内フローラの状態を乱す。

 

腸内フローラの重要性

自己免疫疾患(関節リウマチ・全身性エリテマトーデス・シェーグレン症候群・多発性硬化症などの膠原病など)、パーキンソン病精神疾患(うつ・双極性障害など)アルツハイマー病発達障害(学習障害・注意欠陥多動性障害・自閉症・情緒障害など)は1970年代以降増えた。それらは腸内フローラの状態が悪くなることが原因腸内フローラは、各所の炎症や免疫細胞の炎症を抑え、幼児の脳の発達にも影響している。やる気・気分・感情・行動性・精神の安定性を支配していることも認められつつある

 

一方、抗生物質は、細菌感染症の治療にとっては良薬である。

 

第2章 酪酸菌が増えれば花粉症は治る

炎症と免疫の関係について(詳細は本書参照)

 

外部からの悪い侵入物(ウイルスなど)をやっつける免疫機能。

免疫の暴走(花粉症など)を抑えたり、炎症を抑えるのがTレグ細胞。

Tレグ細胞を活性化させるのが酪酸菌。

 

大腸で酪酸菌が増えればTレグ細胞がしっかりと働き、花粉症は1日で治る。

酪酸菌をふやす効果が高いものは、フラクトオリゴ糖である。

 

フラクトオリゴ糖を含む食べ物は、ゴボウ・タマネギ・ニンニク・キクイモ・ヤーコン・バナナ・アスパラガスなど。

 

酪酸菌を増やす目的には、ビフィズス菌などの乳酸菌やヨーグルトは摂る必要はない。

 

第3章 なぜ花粉症になる人とならない人がいるのか?

ヘルパーT細胞について(本書参照)

ビタミン、ミネラル、タンパク質の不足がアトピー性皮膚炎やうつを悪化させる

 

100歳まで長生きしている人の便は酪酸菌を大量に含んでいる。(『100歳まで元気な人は何を食べているか?』辨野義己著 三笠書房)

 

抗生物質を頻繁に摂る人は腸内細菌の種類が極度に減少しており、花粉症だけでなく、自己免疫疾患を含めたすべてのアレルギーを起こすリスクが上がる。

 

糖質過多食品には、ビタミン、ミネラル、食物繊維がほとんどふくまれない。

酪酸菌を増やす食物繊維は、根菜類や葉物野菜に含まれている。

第4章 花粉症対策の9割は間違いだった 

(本書参照)

第5章 なぜゴボウを食べると治るのか?

糖質制限の効果について。(本書参照)

1日に食べるとよいゴボウ・タマネギの量。(本書参照)

 

市販のオリゴ糖は、ほとんどが甘味料で酪酸菌をあまり増やさないか、増やさない。

 

フラクトオリゴ糖は、酪酸菌、ビフィズス菌、アッカーマンシア菌を増やす。

 

フラクトオリゴ糖をたくさん食べて大腸の酪酸菌を増やし、糖質制限を行うことが最高の体調を維持する方法である。

第6章 フラクトオリゴ糖でうつも治る

酪酸によって改善される症状・作用(著者のカフェを起点にした人体実験による)

花粉症、アレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、食物アレルギー、ペットアレルギー、光線過敏症、金属アレルギー、寒暖差アレルギー、痔、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、うつ病、パニック障害、自律神経失調症、睡眠障害、過敏性腸症候群、糖尿病、便秘、下痢、骨粗しょう症、冷え性、記憶力、目覚め、血管が太くなる、風やインフルエンザになる回数が減る、など。

肌のシミ・シワ、虫刺されによる腫れの抑制。認知症予防。

 

リーキーガット(腸漏れ)について(本書参照)

第7章 酪酸菌は戦争も防ぐ

本書参照

 

実践と感想

著者の小柳津先生は、「長沢オリゴ」というフラクトオリゴ糖とガラクトオリゴ糖を販売している。(通販もあり。)

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ゴボウやタマネギをたくさん食べればフラクトオリゴ糖を摂ることはできるが、私はその自信がなかったので3年ほど前に「長沢オリゴ」を購入した。

 

さっそく「長沢オリゴ」を試してみたが、ひどい下痢になったり、頭痛や腹痛になりすぐに挫折してしまった。便秘がちだった娘は、「長沢オリゴ」を摂ると調子がいいと言って飲んでいた。夫と娘は、「長沢オリゴ」を摂るとオナラがたくさん出ると言って、外出前は控えていた。臭くないオナラはたくさん出てよいそうだ。

 

初回はそんな感じで、花粉症が治ることを見届けることができなかった。

 

その後、息子の不登校や、私自身のシェーグレン症候群をなんとかしたくて、栄養学にたどりつき、腸活に行きついた。

 

『結局、腸が9割 名医が教える「腸」最強の健康法』(川本徹著 アスコム)という本があるように、やはり腸は心身の健康にとって最も重要な器官であると思った。

 

腸内を整えるのには、酪酸菌が鍵を握っており、酪酸菌のエサを考えたときに「長沢オリゴ」を思い出し、ちょうど花粉症の時期の直前だったので再度試してみることにした。

 

今回は体調を整えるために、砂糖と小麦を止めたり、糖質制限をしたり、プロテインでタンパク質を摂ったり、ビタミンやミネラルをサプリメントや発芽玄米やあご出汁で摂ったり、油に気をつけたりして、体や腸の土台ができたいたせいか、「長沢オリゴ」を摂って本当にすぐに効果を実感することができた。

 

朝のスムージーに「長沢オリゴ」を入れているが、最初は少量から始めて、毎日量を増やしていった。

 

「長沢オリゴ」を再開した1日目、スムージーを飲み終えて1分ほどした時、急に鼻の通りが良くなったのを感じた。私はもともと鼻が詰まっているという自覚がなかった。しかし、鼻が通ると今までずっと鼻が詰まっていたのだということに気がついた。「鼻が通ると、呼吸がこんなに楽なんだ、胸に空気がたくさん入ってくる」と思った。

 

以前私は慢性的な疲労をなんとかしたくて、耳鼻科で慢性上咽頭炎の治療「上咽頭擦過法(EAT)(Bスポット療法)」をしていたことがあった。その治療の後も毎回、痰がたくさん出て副鼻腔にたまっていた鼻水が出て、鼻が通る感じがした。その時と似た感覚があった。

 

これは明らかに鼻の裏側に効果があると思った。副鼻腔がすっきりすると、頭もスッキリする気がする。副鼻腔は脳に近いので、何かしら影響があるのだろうか。

 

そういえば、息子のお友達で不登校になった子は息子も含め、アレルギー体質だったり鼻をぐずぐずしている子が多かった。

 

それから1日にティースプーン2杯摂ると、2週間ぐらい信じられないくらい便がたくさん出た。いったい自分の体のどこにこんなに便があったのかと、怖くなるぐらいの便が毎日毎日出た。これは息子も同様だった。私も息子も毎日快便だったので、便秘という自覚はまったくなかった。

 

息子が不登校になる直前、腹痛で救急に行きレントゲンを撮ったことがあった。腸が便でいっぱいになっていた。

 

実は体内にものすごい量の便を慢性的にためこんでいたのかもしれない。

 

「長沢オリゴ」を飲み始めて3週間目ぐらいから、便の量は落ち着いた。

 

「長沢オリゴ」と合わせて、「ミヤリサン」や「ラクティブプラス」、ぬか漬けなどから酪酸菌を摂るようにした。

 

花粉症に効果はあったのか!?

そして、いよいよ花粉の時期。

私は28年間のひどい花粉症持ちで、春は長年目薬と飲み薬が手放せなかった。

ところが!今年は飲み薬を飲んだのも目薬をさしたのも2.3回だけで済んだ。

外出を控えめにしたり、外ではマスクはしていたが、鼻をかんだ記憶もない。頬が少しかゆいと思ったことがあったぐらいである。

明らかに効果があったと思う。

 

一緒に「長沢オリゴ」を摂っていた夫は、1日2回の飲み薬を1回だけで済み、飲み忘れても症状が出ることはなかった。もしかしたら薬を飲まなくても大丈夫だったかもしれない。

 

息子は数年前に花粉症は治ってしまっていた。理由は不明。

 

ただ娘に関しては、「花粉症にはまったく効果がない」とのこと。しかし娘は一緒に暮らしていないので、ちゃんと飲んでいるかわからない。「在庫はまだある」ところを見ると、飲む量が少なかった可能性もある。

 

「長沢オリゴ」のレビューを見ても、効果がある人とない人がいるようだ。

 

小柳津先生も書いているように、「長沢オリゴ」だけではなく、糖質制限とビタミン・ミネラル・タンパク質・食物繊維摂取を併用することで、最高の体調を得ることができるのだろう。

 

私と息子は「長沢オリゴ」をたくさん摂ると下痢気味になってしまう。1日に1g摂ることでも効果を得ることができている。ちなみに「長沢オリゴ」は1日にティースプーン2杯を3回摂ることを推奨されている。

 

最近はスーパーなどでも粉末の「フラクトオリゴ糖」を見かけることがあるので手に入れやすくなっている。液体でなく、粉末がオススメ。

 

なお、Youtubeではゴボウをたくさん食べて花粉症の症状を抑えることができたという方もいた。(その方も小麦を減らし、根菜、魚、アマニ油を多く摂るように心がけていたそうだ)

 

あと変わったことは、ドライアイが改善して、目薬をささなくても大丈夫になった。しかしこれはプロテインやサプリメントの効果なのか、フラクトオリゴ糖の効果なのか、はたまた両方の効果なのかよくわからない。結果として楽になったことは、うれしいことである。

 

結局、心身の健康は

 

・大腸内の酪酸菌を増やし、腸内フローラを整えること

 

・ビタミン・ミネラル(リチウムを含む)・タンパク質(各アミノ酸のバランスも大切だが、今「アルギニン」に注目している)・食物繊維をしっかり摂ること

 

・白米・小麦・砂糖を減らすこと(もしくは摂らない)

 

・油に気をつけること(オメガ6とオメガ3の摂取バランス、オメガ9も必要、ショートニング・マーガリンなどを摂らない)

 

これらがあわさって維持されるのだ。

 

小柳津先生の目標は「すべての病気を食べ物で治す」ことだそうだ。

 

このしくみが、ひとりでも多くの人に1日でも早く伝わり、病気や体調不良に苦しむ人がひとりでも減ればよいなと思う。

 

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注意 統合失調症の人はアルギニンを摂取すると症状が悪化することがあります。

※持病のある方は医師に相談の上、十分気を付けてください。糖質制限は急激に行うと危険です。サプリメント・プロテインの摂りすぎや、飲み合わせには注意が必要です。よく理解した上で体調をみながら行ってください。

 

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