前回息子のヒデ君(10歳)の妊娠から生後4ヶ月までのアレルギーについて書きました。
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今日は生後5ヶ月で都内のMクリニックのM先生に受診してから、1歳までのことを書きたいと思います。
この時期が愛子にとっては最もつらかったと思います。ヒデくんのアレルギーの原因がわかりませんでした。言葉を話せない赤ちゃんがかゆがって泣くのを見るのは、本当に切なかった。この時期のヒデ君の湿疹の状態です。
写真にびっくりしてしまった方がいたらごめんなさい。
実際には、これよりもっとひどい状況のときもありました。あまりにもひどくて写真を撮ることすらできませんでした。
正直に言います。実はこのあたりの記憶がとてもあいまいです。
ですから、話が前後したり、Mクリニックでのことも多少違っているかもしれません。
ヒデ君のアレルギーの血液検査の結果を全部とってありました。ところが先日掃除した時に、誤ってそれらを全部捨ててしまったのです。
先日、Mクリニックに行った時に事情を話したら、受付の方がデータをコピーしたり書き写して下さったりしました。うれしくて涙が出ました。
生後6ヶ月で初めてMクリニックで血液検査を受けた時の結果はコチラです。
非特異的IgEは、220 Iu/mlでした。
血液検査の結果では、とくにひどいアレルギーがあるということはありませんでした。
これが多くの医者が血液検査をしてくれない理由です。血液検査の結果とアレルギーの反応が必ずしも同じでないということです。
でもMクリニックでは、血液検査の結果を重くみます。ほんのちょっとの数字でもあやしいと判断します。
IgEもしっかりみます。
それから「食物日誌」をつけるように言われました。ヒデ君は母乳でしたので、愛子が食べた物をすべて書き出します。
そこにヒデ君の症状がどうであったかも書き記しておきました。離乳食は遅めに始めましたが、離乳食も同じように書いていきました。
生後8ヶ月の頃の食物日記です。1ページの左側が愛子が食べた物。右側がヒデ君が食べた物です。
保湿剤にはプイプイローションを使っていたようです。三黄クリームというのも書いてあります。
飲み薬は、ザジデンとセルテクトを処方してもらっていたようです。
この頃は何に対してアレルギー反応があるのかわからず、いろいろ試行錯誤している時でした。
今見ると、ここのジャガイモとか、ここの鯛、ここの小麦とか、ばっちりわかります(笑)
この頃はわからなかったので、かゆがるヒデ君を見ていることがとてもつらかった。とくに夜は、ぐっすり眠っている時はいいのですが、調子が悪いとかゆくて眠れません。眠りがあさくなるとかゆくなるのか、2時間おきに起きたりします。
症状の度合いを愛子は勝手に決めて、ノートの右下に②とか③とか書いてあります。数字が大きいほど症状が悪いということです。
愛子はその当時は、絶対にステロイドを使いたくないと思っていました。ステロイドは正しく使えばいいのですが、めちゃくちゃな使い方をするとやめることができなくなったり症状がひどくなったりすることがあるからです。
今なら、あまりにも症状がひどければ一時的にステロイドを医師の指導の下で使うのはありかなと思うことができます。でも当時はそう考えることができませんでした。
愛子の考えをM先生は受け入れてくれて、ある決断をしてくださったのです。
それはステロイドを使用しないで治療している他のF皮膚科に紹介状を書いてくださったのです。転院するわけではありません。両方の病院に通うのです。
F皮膚科のF先生は最初驚かれましたが、嫌な顔ひとつせず塗り薬を処方してくださいました。それは真っ黒の塗り薬でした。それを塗ると洋服から布団から真っ黒になってしまいます。
でもその塗り薬はヒデ君に効いたようで、おかげでステロイドを使わずにすむことができました。F先生にも本当に感謝です。
それから、食物日誌を見て漢方のT治療院に行っていたことも思い出しました。もちろんM先生の了承を得てのことです。
私が漢方を飲んでいたら、胃が痛くなって途中で飲むのをやめたりしています。
この頃は本当に無我夢中。藁をもすがるおもいで、なんでもやってみていたことがうかがえます。
次回は断乳するまでのことを書いていきます。
※このブログはあくまでもこんなケースもありましたという日記です。アレルギーの種類や症状はひとりひとり異なります。この治療方法には賛否両論あることはわかっています。
独断でこの治療法を行わないでください。必ず医師の指導の下でおこなってください。
命にかかわります。
アレルギーで苦しむお子さんが、親御さんが少しでも良い方向に向かわれることを心からお祈りしています。