ドラマ「スーパーサラリーマン左江内(さえない)氏」(日テレ土曜夜9時)で妻役の円子(えんこ)を演じている小泉今日子さんの鬼嫁ぶりが話題になっています。
「あのドラマの一番の見どころはキョンキョンの鬼嫁ぶり。」という意見もあれば、「いくらなんでもあれはひどすぎる。」という批判的な意見も。
ドラマが始まる前のインタビューでキョンキョンは自分で「ミスキャスト」と冗談で言い放っていました。「1年前から役作りした。」とも言っていました。
第1話・5話で円子が左江内氏(堤真一さん)に「殺す。」と言った時は、愛子も「それは言い過ぎでしょう。」と思いました。というより、息子のヒデ君(11歳)が一緒に見ていたのでそれが気になりました。一時期子供の間で「死ね。」とか「殺す。」とか安易に言うことが流行ったことがありました。「命」の重さをわかっていないと、「絶対にそういうことを軽々しく言ってはいけない。」と言ってきました。
その絶対言ってはいけない言葉を、たとえドラマの中とはいえ、母親である円子が使っている。しかも父親である夫に対して。これは苦情電話が殺到するだろうと思いました。
第1話の感想はコチラです。 ↓
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第2話では、円子が左江内氏に土下座させたり体育館の床に座らせたりシーンがありました。
第2話とエンディングダンスについてはコチラです。 ↓
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円子の鬼嫁悪妻ぶり
- 朝は起きない。
- 朝ごはんと長女のお弁当は左江内が作る。
- 一番嫌いなのは「片付け」。
- だいたいソファに転がってスマホをいじっている。
- 1日に15時間寝ないと生きていけない。
- 口が悪く暴言を吐く。
- 常に上から目線で態度が大きく偉そう。
第1話で朝左江内が台所を使って片付けずに会社に行ってしまったため、円子は夕ご飯を作ることができなかったと言っています。第5話でも左江内の片付けが遅かったので、クリームシチューを作る気がなくなったと言っています。
一見すると円子はものすごく鬼嫁で悪妻です。左江内は円子に頭が上がりません。左江内は円子の尻に敷かれて、振り回されています。
ブログ「俺のマダンテ」でさんちゅうさんがとても素敵にまとめられています。
でも左江内氏は円子と離婚するどころか、文句も言わず、会社でも働き、家に帰っても働きます。左江内は円子を愛しているようにさえ思えます。まあ、そこは堤真一さんと小泉今日子さんの演技のなせる技なのでしょうが。なぜ、鬼嫁なのに円子は愛されているのでしょうか?
子供たちは円子を頼りにしています。円子は家事に関してはダメダメだけど、子供たちのことに関してはいつも一所懸命です。
- 息子のもや夫が学校でいじめられたと思えばすぐ学校へ行き先生と友達に抗議します。
- もや夫が合唱祭で指揮者をやるとなったら高価な指揮棒を買ってしまいます。
- 娘のはね子がアイドルグループのオーディションを受けるといえば調べたり、歌の練習を一緒にしたりします。
- ママ友とランチ会に行きます。
- ママ友からもや夫がぞんざいなことを言われたらママ友とケンカします。
- もや夫の親子遠足には必ず親が行かなければならないと思っています。
そうです。円子はお母さんとしては、子供想いのいい母親なのです。左江内もそのことはよくわかっています。そして左江内はきっと「子育ても家事の一環」と思っているのでしょう。
円子は左江内になんだかんだ言って、結局は左江内の稼いできたお給料で生活しています。左江内に出世してもらいたいという思いはあまりないように思えます。
一方、円子は子供たちの世話などは一手に引き受けうまく回るようにしています。
円子はてのひらの上で左江内を転がしているように見えて、実は左江内のてのひらの上で自由にしているのではないでしょうか。
円子があれだけ悪態ついても笑えるのは、堤さんとキョンキョンの演技がオーバーでおかしいから。
あんな鬼嫁でも許されるのは、かわいいキョンキョンだからかもしれません。原作ではどうなっているのでしょうか。原作の円子も見てみたいものです。
脚本福田さん、小泉さんの暴言も素敵ですが、子供たちも楽しみに見ているのでできればもう少しソフトにお願いします。
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