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不登校初期の息子の様子が今思えば病的だったという話⑤

不登校、いいね!

中1の冬、不登校初期の息子の症状

「なんかゲームやる気しないんだよね。」

元気に通学していた時は、あんなにやりたがっていたゲーム。

「えっ?」

 

私は耳を疑った。あんなに好きだったゲームすらやる気力がなくなっているなんて。

 

当初、本当にひどかった時は1日の大半をベッドの中で過ごしていたように思う。

 

そしてある日秀明が一枚の走り書きをした紙を渡してきた。その紙には、今の自分の気持ちが書いてあった。

 

怠い(だるい)

つまらない

飽きた

何もしたくない

楽しめるものがない

分からない

力が入らない

何も考えたくない

勉強したくない

学校なくなれ

学校行きたくない

壊したい

何かを壊したい

 

全てが虚しい

終わりが見えない

何が面白いのか分からない

意味が分からない

寝たくない

起きてたくない

嫌だ

やだ

やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ

 

私はとてもショックだった。我が子はこんな気持ちなのかと、衝撃を受けた。ここまで、こんなになるまで息子を追い込んでしまったと、申し訳ない気持ちでいっぱいにもなった。

 

そしてこれはもう、うつ状態だと思った。頑張りすぎてパンクして、燃え尽き症候群のようになっているのだろうか。

 

ところがこの紙を担任の先生やカウンセラー、医者に見せても、みな何も言わなかった。黙ってしまった。理由はわからない。過保護な親と思われたのだろうか。

 

数年たって、本人が「あの時はうつだったと思う。」と言った。

 

男子中学生がゲームもやらないで、何もしたくないって、そりゃあ鬱でしょ。

 

不登校のお子さんは、学校に行く気力がない。多かれ少なかれうつなのではないでしょうか?あるいは、うつの初期の初期か。

 

学校へ行くことができなくてもゲームをする元気があるのなら、それはまだいい方ということになるのかもしれない。

 

wakakusa.sokoniirudakedeii.com

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※この物語は、事実に基づきフィクションをおりまぜています。

 

多くの不登校で悩むお子さんや親御さんの心の支えになればと思い、ここに息子の不登校の軌跡を記す決心をしました。

 

不登校に関してはまだまだ認識が広まっておらず、多くの親子が誰にも話すことができずに日々悩んでいるのが現状です。

 

この物語を通して、日本の教育・医学・栄養学に新しい風が吹きますよう。