不登校、いいね!
不登校児の症状
示し合わせたわけでもないのに、不登校児はみんな同じ症状や経過をたどる。
それはどういうことかというと、
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あるパターンがあるということだ。もちろん人によって、そのなかでも軽症だったり、この症状はあるけどこの症状はないなど様々だ。
①登校しぶり
②腹痛(下痢・便秘)
③頭痛
④吐き気
⑤めまい
⑥朝起きることができない(起立性調節障害の場合もある)
⑦食欲がない
⑧やる気がでない
⑨鬱
⑩ゲーム(依存になる場合も)
⑪YouTubeやスマホ・マンガ
⑫昼夜逆転
⑬ゲーム中の怒り・台パン(※1)など
⑭暴言
⑮暴力(壁に穴をあけるなど)
⑱風呂に入らない・髪を洗わない
⑲歯を磨かない
⑳外出できない(電車などに乗ることができない場合もある)
⑯キレル
⑰部屋にひきこもる
⑱髪を切りに行くことができない
⑲歯医者・医者などの病院に行くことができない
⑳摂食障害
㉑自傷行為(リストカットなど)
(順不同)
※1 台パンとは、ゲーム中に思うようなプレイができず、机をおもいっきりたたく行為。秀明によると、不登校にかかわらずまれにある行為だそうだ。
これは主観だが、不登校になっている子は顔色が悪く青白い気がする。
息子の秀明は中1の冬から不登校になった。彼の場合は
登校しぶり
腹痛(下痢・便秘)
食欲がない
鬱
ゲーム
YouTube・マンガ
昼夜逆転
顔色が青白い
などであった。
不登校児の中では、比較的深刻ではない方かもしれない。
反抗はあったが、ずっと犬の散歩には行っていたし、家族と会話することはできていた。
不登校の友達から聞いたわけでもないのに、不登校の子供は似たような経過をたどる。
まったくもって不思議である。
子供が不登校になった時「不登校についてのマニュアル」がないので、たいていの親はこの過程を知らず過剰に戸惑ったり、焦ったり、心配したりしてしまう。
例えば子供が昼夜逆転してしまった時、親はそれが永遠に続くかのように思い「この子はもう社会復帰できないのではないか。この子の人生は終わった。」などと考えがちである。しかし昼夜逆転は、意外とあっさりと直ることが多い。
秀明も一時期、昼夜逆転していた。猛暑で犬の散歩の時間が早くなり、私が連日行っていたら倒れそうになった。それを見かねて、ある日突然早く起きてきた。犬の散歩に行き、そのまま早起きは続いている。
しかしこうして改めて書き出してみると、これはもう明らかに「病気」の域に達する症状だ。成長期の子供が食欲がないとか、歯を磨かないって、相当エネルギーが下がってしまっているということだろう。
本人が医者に行きたがらないこともあるかもしれない。秀明もまったく病院へ行かなくなった時期があった。でも特に命にかかわるような状態のときは、すぐに病院へ。
不登校で学校へ行くことができなくても、偏食だったり行儀が悪かったとしても、「食事を摂ることができる」のなら、まだいい方ということになるかもしれない。
※この物語は、事実に基づきフィクションをおりまぜています。
多くの不登校で悩むお子さんや親御さんの心の支えになればと思い、ここに息子の不登校の軌跡を記す決心をしました。
不登校に関してはまだまだ認識が広まっておらず、多くの親子が誰にも話すことができずに日々悩んでいるのが現状です。
この物語を通して、日本の教育・医学・栄養学に新しい風が吹きますよう。