不登校、いいね!
「毎朝の欠席連絡が、ものすごくストレスなんです。」
不登校児のお母さんからよく聞く言葉だ。
私もそうだった。なぜなら
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学校にお休みの連絡をする前に、子供とひともんちゃくあるからだ。
息子の秀明が中1の冬に不登校になった。不登校になりたての頃、毎朝本人に一応
「今日は行けそう?」とか
「今日は行くの?」とか
「行きなさい。」とか
「保健室だけなら行ける?」とか
「部活だけ出てみる?」とか
聞かなければならない。
子供が「休む。」と言えば、言ったで
「体調が悪いの?」とか
「理由は?」とか
「そんなに休んでると授業遅れちゃうよ。」とか
「出席日数が足りなくなっちゃうよ。進級(あるいは卒業)できなくなっちゃうよ。」とか
そんな言葉を言ってしまう。言いたくなくても、事実を伝えるために言わなければならない時もある。そして子供が泣いたりする。親も泣きたい。毎朝行われる嫌ーな儀式。
「休むなら、自分で学校に電話して。」と言いたいところだが、欠席連絡は保護者がしなければならない。
仕事をしている場合は欠席連絡するのも一苦労だ。メールやラインなどならよいが、電話の場合は時間が決められていて、ちょうど通勤で電車に乗っている頃のこともあるだろう。
そして毎朝毎朝、同じ人に「今日もお休みします。」という同じセリフの電話をしなければいけないという苦痛。
これを解決する策は、「行く日だけ、連絡します。」に変えること。これしかない。一度これを言ってから、朝がすごく楽になった。
でもこのセリフを言うのには「もう、しばらくは学校に行けそうもない。」と親が腹をくくる覚悟が必要だ。親は「明日は学校へ行けるだろうか。学校へ行ってほしい。」といつも思ってしまうのだ。
俯瞰してみると、おかしな感じだ。学校を休むのは子供自身で、母親本人ではない。
子供が違う人間(個体)であると割り切れば、休もうが行こうが本人の自由である。
「子供をちゃんとした人に育てなければいけない。子供に教育を受けさせるのは国民の義務である。」という常識が、今日も多くの親子を苦しませている。
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※この物語は、事実に基づきフィクションをおりまぜています。
多くの不登校で悩むお子さんや親御さんの心の支えになればと思い、ここに息子の不登校の軌跡を記す決心をしました。
不登校に関してはまだまだ認識が広まっておらず、多くの親子が誰にも話すことができずに日々悩んでいるのが現状です。
この物語を通して、日本の教育に新しい風が吹きますよう。