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不登校中、ゲームはそんなに悪なのか!?⑧

不登校とゲーム

不登校中、ゲームはそんなに悪いことなのだろうか!?

「ぜっさん不登校中です。ゲームばかりしています。やめさせる方法はありますか?」子供が不登校になると、親が一度はぶちあたる壁。ゲーム問題。

息子の秀明が中1の冬に不登校になった。

 

不登校になったばかりの頃は、力尽きていてゲームをする元気すらなかったが、

しばらくするとゲームをするようになった。    

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学校へ通えていた時は、ゲームの時間を1日何分までとか、土日は1時間までとか詳しくは忘れてしまったが結構厳しく決めていたように思う。部活や塾などで忙しかったので、ゲームをする時間もあまりなかった。

 

学校へ行っていないのに、家でゲームをするのはありなのか?

オンラインゲームだと登校しているはずの時間にゲームをすると、学校のお友達にバレテしまう。「あいつはずる休みだ。ゲームをするほど元気なのに学校を休んでいる。」お友達にそう思われることを警戒して、学校がある時間はゲームをしないように言っていた。

 

夕方から夜にかけて、ゲームをする時間も決めていたように思う。2時間までとか。

不登校が長引くにつれ、親の方もくたびれてきて、どうでもよくなってきた。だんだんとゲームをする時間も長くなり、学校がある時間にもゲームをするようになった。昼夜逆転になってしまった時もあった。

 

中高校生は、半分子供で、半分大人。

何をするのかいちいち親が監視したり、口出しするのも違うと思う。

でも「ゲーム依存症になってしまったらどうしよう。」とか、

「まったく勉強しなくなってしまったらどうしよう。」とか、

「目が悪くなったらどうしよう。」とか

親というものはいろいろと心配になってしまう生き物なのである。

 

本人の意思に任せてみよう。というよりは、もう制御する気力もなくなってしまった。

「本人の気の済むようにさせておいたらどうなるのかな。」半分好奇心もあり、放っておいた。「もしかしたらゲーム実況者や、ゲームクリエイターになるかもしれない!」という淡い都合の良い期待も少しだけして。

秀明はしばらくは何時間もゲームをやり続けたり、多少課金もしていたようだ。そのうちやっても3時間ぐらいで切り上げるようになった。

 

ゲームをするのもくたびれるらしい。

オンラインゲームは学校の友達だけでなく、まったく知らない人とつながってすることもできる。最初は危険だと思い、知らない人とつながってはいけないと言っていたが、気がつくと秀明は知らない人とゲームをしていた。

 

不登校になってから、だんだんと学校のお友達とゲームをすることがなくなっていった。でも知らない人たちとは学校の話をすることもなく、ゲームをすることができる。そしてやがて知らない人は、知っている人になっていった。

 

知らない人が知っている人になり、その輪が広がり、もう6年目。(不登校も6年目ということになる💦)気心の知れた元知らない全国の人達とは、オンラインゲームだけでなく、順番に絵を描き足していくゲームをして大笑いしたり、雑談したり、悩みを相談したりしあうようになっていった。

 

そして日本全国にいる元知らない人たちは、やがてリアルに会うことになる。元知らない人がこちらに来ることになった。するとなんと秀明は電車のホームや空港まで迎えに行き、スケジュールを何パターンか考え、数日観光案内をしてまわったりするようになった。学校へ行くことはできないけど、うちの息子意外とスゴイのである。こんな経験は、もしかしたら学校へ行くことよりも将来役に立つことかもしれない。

 

元知らない人はリアルの友達になった。元知らない人は、親友?になりつつあるのかもしれない。

 

実は、こういう話は時々耳にする。一緒にディズニーランドへ行ったり、コンサートへ行ったり、カラオケに行ったり。

 

ただ秀明の場合、もう高校生であった。最初は親も心配だったので、2人きりにならないようにとか、いろいろ注意をした。お相手の親御さんも心配して、写メを送るように言われたと言っていたそうだ(笑)

小中学生の場合は、リアルに会うのはなかなか心配だと思う。そんな時は、ちょっと距離を置いて親同伴とかはどうだろうか。

 

もちろんいい人ばかりではなく、危ないこともあるかもしれない。充分気をつけなければいけない。

 

でもゲームを頭ごなしに否定するのも、今の時代違うのかなと思うようになった。

私はなんであんなにゲームを毛嫌いしていたのだろうか。

wakakusa.sokoniirudakedeii.com

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※この物語は、事実に基づきフィクションをおりまぜています。

 

多くの不登校で悩むお子さんや親御さんの心の支えになればと思い、ここに息子の不登校の軌跡を記す決心をしました。

 

不登校に関してはまだまだ認識が広まっておらず、多くの親子が誰にも話すことができずに日々悩んでいるのが現状です。

 

この物語を通して、日本の教育に新しい風が吹きますよう。